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お酒を飲むと顔が赤くなる…それカラダのSOSサイン!

突然ですが、あなたはお酒がどれくらい飲めますか?
「得意ではないけど、飲めないこともないし…」
「お酒飲むとすぐ顔が赤くなっちゃうな…」
「初めは全然飲めなかったけど、強くなってきたなあ」という方がいるかもしれません。
しかし、このような人には病気のリスクが潜んでいるかも…。
そこで今回は、お酒が得意でない人が日常的にお酒を飲むことで身体的・精神的にどのような影響を及ぼすのかについてお伝えします。最後までぜひご覧ください(^^)

目次

日本人の約半数はお酒を無理して飲んでいる

みなさんは、アルコールが体内でどのように分解されていくか知っていますか?

アルコールは体内に入って肝臓などで分解される際に、「アルコール脱水素酵素」という酵素によって「アセトアルデヒド」という物質へと変化します。実はこのアセトアルデヒドが有毒物質で、お酒を飲んだとき悩みに悩まされる悪酔いや2日酔いの原因となる物質とされています…。

さらにアセトアルデヒドを分解するのにも酵素が必要です。「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)」によってアセトアルデヒドは無毒な酢酸になり、肝臓から排出されるのですが、このALDHには主に2種類があります。

それがこちら

●ALDH1型…血中アセトアルデヒド濃度が高くなってから作用が始まり、ゆっくり分解する酵素(やや弱い酵素)
●ALDH2型…血中アセトアルデヒド濃度が低い時点から作用する強力な酵素

アセトアルデヒを素早く分解するために必要な酵素ALDH2ですが、性別や年齢、遺伝などによってその活性に強弱がみられます。日本医学臨床検査研究所によると、体内のALDH2の活性が弱い人の割合はアメリカやヨーロッパ人は0%であるのに対して、なんと日本人は44%!

その働きが弱いことがわかります。お酒弱かったんだ日本人…。なのに無理してるんだ日本人…。

ALDH2の活性が弱い人は、体内にお酒が残りやすく、アセトアルデヒドの毒性に長くさらされるというリスクがあります。みなさんの周りにお酒を飲むとすぐに顔が赤くなってしまう方はいませんか?これ、無理してる証拠なんです。これは、アセトアルデヒドが身体のなかで分解しきれず、急激に溜まってしまうことで発生する「フラッシング反応」と呼ばれる現象です。主な症状としては、顔面紅潮・吐き気・動悸・眠気・頭痛などが挙げられます。眠くなるのもフラッシング効果…知らなかった…!

フラッシング反応はただのサインじゃない!

日本人の属性的にお酒が弱い人が多いことがわかりましたが、このような人々が無理してお酒を飲み続けるとどのような影響があるのでしょうか。

フラッシング反応がでる人は、アセトアルデヒドを分解する力が弱いと言われています。

分解しきれなかったアセトアルデヒドは、分解されるのを待っている状態で血液中を巡り、体内に残ります。アセトアルデヒドは毒性が強いため、翌日の吐き気や頭痛など二日酔い症状となって表れます。フラッシング反応のある人は、比較的少ない量の飲酒で二日酔いを起こすのが特徴です。アセトアルデヒドが体内に長く残ると、長期的には「がん」や「臓器障害」の原因になる可能性があります。

また、アルコールには利尿効果や脱水効果があり、夜中に何度も目が覚める可能性が高まります。
眠りのリズムが乱れることで睡眠の質が低下してしまうと、翌日に本来のパワーが発揮できなくなってしまいます。

ただのお酒が弱いサインだけではない「フラッシング反応」、恐るべし…。

お酒飲みすぎで脳が縮む!?

アルコールを摂取し続けると、なんと脳が縮んでしまう恐れがあります。
厚生労働省は、アルコールの脳への影響を以下のように述べています。

最近の調査によれば、飲酒量と脳萎縮の程度には正の相関が見られることが報告されています。すなわち飲酒量が増えるほど脳が萎縮するということです。(省略)萎縮以外の影響としては、アルコールが加齢による記憶・学習低下を促進することが動物実験では証明されています[1]

松下幸生.アルコールと認知症.e-ヘルスネット.
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-007.html
1:松下幸生, 丸山勝也.アルコール依存と認知症.からだの科学 251: 39-44, 2006.

このことから、アルコールは一度の多量摂取はもちろん、継続的な摂取によって、脳の萎縮がおこり脳機能が低下していくことがわかります。脳は神経細胞が集まってできいます。アルコールを摂取することによって脳の神経細胞が直接障害を受け、その数が減ってしまいます。その結果、物忘れがひどくなったり、計算が苦手になったりという脳の機能の低下につながってしまうのです。その一方で、飲酒による脳萎縮は断酒によって改善されることもわかっています。

また、アルコールがうつ症状を引き起こす可能性があります。
アルコールの効用で一旦は気分が晴れても、その反動で抑うつ気分やイライラ、不安感など気分の変化の波が大きくなってしまうことも考えられます。

「得意じゃないお酒でこんなことになるなんて…」
「なんで飲んでしまったんだろう…」

二日酔いや不眠による不安感だけでなく、このような気分の波も精神的に大きなストレスになってしまうことが考えられます。

まとめ

お酒が弱い人はアセトアルデヒドを分解する力も弱く、日本人は約半数の方が体質的にこの力が弱いことがわかりました。

お酒が飲めない体質でも、無理して飲んで慣らしていくことで多少は飲めるようになるという思い込んだり、周りの人たちに合わせて同じペースで、アルコール度数の高いお酒を飲んだりしていると、それがかえって二日酔いや睡眠障害といったに身体・精神的なリスクへとつながります。

お酒は適度に楽しく!

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この記事を書いた人

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ノンアルを選ぶということは、人のことを想う「優しい選択肢」だと思う。くらしにもっと「優しい選択」を。

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