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ノンアルコール飲料からSDGsを考えよう

みなさんはSDGsについてご存じですか?

現代社会は世界的な気候変動や災害、感染症など、これまでになかったような数多くの課題に直面しています。近年では新型コロナウイルスをはじめ、世界各地で大規模な地震や山火事がニュースで取り上げられていますね…。

このままでは人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなってしまう…(><)

そんな危機から世界を救おうと、2015年に「持続可能な開発のための2030アジェンダ」としてSDGsが国連総会で採択されました。SDGsは地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓約に掲げ、17のゴール・169のターゲットから構成されています。そのため、SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組む「ユニバーサル」なものとして、近年では日本も取り組みに力を入れています。

SDGsの 第3の目標に「すべての人に健康と福祉を」という指標があります。依存症などの観点からみて、ノンアルコールドリンクはこの目標にうってつけ!

しかし、すべての達成目標やその方法をみるとどうでしょうか。
あれもこれもノンアルコールが役に立つのでは?!

1つの可能性だけではない「ノンアルコールドリンクの高いポテンシャル」を感じることができます。その一方で、ノンアルコール飲料を作るにあたってSDGsに悪影響を及ぼすと考えられる部分も出てきました。

そこで今回は、ノンアルコール飲料の社会に対する貢献度と新たな問題についてご紹介します。読んだあとには社会についてもっと考えたくなるかも?!

最後までぜひご覧ください(^^)

目次

アルコール乱用への救世主?

まず、先ほど述べた福祉・保健分野のゴールについて詳しく紹介します。

目標3「すべての人に健康と福祉を」

これは、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進するためのゴールです。

SDGsには、各項目を達成するための具体的なターゲット(目標)や方法も挙げられています。そのなかの1つに「麻薬を含む薬物やアルコールなどの乱用を防ぎ、治療をすすめる」というターゲットがあります。

アルコール依存症は、お酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分でコントロールできなくなった状態のことをいいます。飲酒はよくないことだとわかっていても飲むことをやめられなくなるため、麻薬や覚せい剤と同様な薬物の一種だともいわれています。

だれもが健康で幸せな生活を送れるよう、過度な飲酒を抑え、依存症の防止に役立つと考えられているのがノンアルコール飲料です。

まだまだあった、ノンアルコール飲料の役割

17個のゴールを見てみると、健康・福祉分野だけでなく多くの分野でノンアルコール飲料の活躍が期待できます!早速見ていきましょう!

達成目標8「働きがいも経済成長も

こちらは、労働分野のゴールとなっています。

ターゲット8-2には「高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。」とあります。

種類の増加や志向の変化によって、飽和の兆しがみられるアルコール市場。それに比べて、ノンアルコール市場は新たな商品の開発やシステムの導入など、まだまだ成長が見込まれるため、市場に与える影響は大きいと考えられるのではないでしょうか。

達成目標10「人や国の不平等をなくそう」

こちらは、人権分野のゴールです。

ターゲット10-2に「2030年までに、年齢・性別・障害・人種・民族・出自・宗教あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的な包括を促進する。」とあります。

性別や年代によって飲酒による病気リスクは変化していきます。また、宗教上の理由で飲酒できない方々もいます。ノンアルコール飲料は、すべての人々の料理満足度を同じにする重要なアイテムとなりそうですね。

達成目標11「住み続けられるまちづくりを」

こちらは、都市再生分野のゴールです。

ターゲット11-3では「2030年までに、だれも取り残さない持続可能なまちづくりをすすめる。すべての国で、だれもが参加できる形で持続可能なまちづくりを計画し実行できるような能力を高める。」とあります。

技術の進歩によってノンアルコール飲料もクラフトビールのようなご当地グルメの役割を果たす1つのツールとなれば、地方都市も盛り上がること間違いなし!

達成目標12「つくる責任・つかう責任」

こちらは、環境分野のゴールです。

ターゲット12-3には、「2030年までに、お店や消費者のところで捨てられる食料(一人当たりの量)を半分に減らす。また、生産者からお店への流れのなかで、食料が捨てられたり、失われたりすることを減らす。」とあります。

お酒を無理して頼むと、全部は飲みきれない…。こんな経験はありませんか?実は、日本人の約半数はお酒が強くないといわれています。苦手なものは残すのではなく、食べきれないなら食べれるものを注文する。この考えは飲み物も同じです。続けていけば食品ロスにもつながりますね。

SDGsの裏で思わぬ問題につながることも…

このように、ノンアルコール飲料は多くの場面で持続可能な社会にするヒントを与えてくれていることがわかりました。

しかし、ノンアルコール飲料を作るにあたっていくつかの問題も考えられます。

まず醸造所を作るには、やはり費用面の不安が考えられるのではないでしょうか。ノンアルコール酒造を作っても、建設費が利益を上回るには時間がかかります。それまでに廃業してしまったら元も子もありません…。

また、製造工程内でのCO2排出や原料を作るために土地伐採などを行うと環境破壊に繋がります。
環境のことも考えながら、ノンアルコールを作り、飲んでいける世界になるといいですね(^^)

まとめ

世界中の様々な問題を整理し、人類が安定して暮らし続けられるよう具体的な目標を示した、SDGs(持続可能な開発目標)が掲げられています。

ノンアルコール飲料は、これらの問題解決に繋がる多くの役割を果たすのではないかと期待されていることがわかりました。その一方で、ノンアルコール飲料の生産過程でSDGsに反し、環境に悪影響を及ぼす可能性もあります…。

この記事を読んで、少しでも社会問題を考えるきっかけになっていれば幸いです。

社会問題をより深く考えることで、「これもノンアルコール飲料がヒントになるのでは?!」という発見があるかもしれません。ぜひみなさんも探してみてください!✨

そして、そのお供にはノンアルコール飲料を!

本サイトでは、たくさんのノンアルコールドリンクの紹介や情報を発信しています。
気になった方は、ぜひ他の記事もご覧になってみてくださいね!

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この記事を書いた人

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自分の健康を想うことが、人や社会を守ることにもつながっていく。
ノンアルを選ぶということは、人のことを想う「優しい選択肢」だと思う。くらしにもっと「優しい選択」を。

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